セタフィル ダーマコントロールでニキビケア!効果や副作用は?

大人ニキビ専用の化粧品「セタフィルダーマコントロール 10日間実感セット」を試してみました。
セタフィルの製造販売元はガルデルマという製薬会社。
ニキビ治療薬「ディフェリンゲル」の会社と言われればピン!とくる人も多いのでは。
ディフェリンゲルというとニキビ治療に革命をもたらしたと言っても過言ではないニキビ治療薬。
そんなディフェリンゲルを製造販売している会社の大人ニキビ専用化粧品と言われると使わずにはいられません。
セタフィルダーマコントロールはコストコなどでも購入できるそうですが、通販ではコーヒーでおなじみのネスレが公式販売元となっています。
近所にコストコが無いという場合や、私のようにコストコ会員では無いという人間には、通販で手軽に購入できるのはめちゃめちゃ助かりますね。
Amazon(アマゾン)でもおそらく並行輸入品と思われるセタフィルの化粧品は販売されていますが、このダーマコントロールは販売されていませんでした。
箱を開けるとさらに中に箱が3つ。
10日間実感セットということだったので、もっと小ぢんまりとしたサンプルのようなものを想像していたのですが、かなり本格的。
今回注文したセタフィルダーマコントロール10日間実感セットの内容は以下の通り。
・オイルコントロールフォームウォッシュ 50ml
・オイルコントロール モイスチャライザー 5ml×4本
・ナイトモイスチャライザー 4ml×10包
10日分をそれぞれ1つの容器にまとめることはできなかったのか…?と思うくらいとにかくこまごまと盛りだくさんです。
まず最初はオイルコントロールフォームウォッシュ、洗顔料になります。
セタフィルダーマコントロールは朝と夜のお手入れが洗顔を入れてもそれぞれたったの2ステップ。
しかもオイルコントロールフォームウォッシュはその名の通り、泡で出てくる洗顔料。
石鹸を泡立てる必要も無いのでとてもラクちんです。
使い方は一般的な洗顔フォームと同じですね。
オイルコントロールフォームウォッシュは朝晩の2回の使用になります。
ちなみにこのオイルコントロールフォームウォッシュの原産国はカナダです。
ガルデルマの本社はスイスにあり、オペレーション本部はフランスのパリにあるそうです。
さらに、世界の主要な地域に研究開発設備や生産施設を設けているんだとか。
セタフィルダーマコントロールもそれらの施設で生産されているということなんですね。
オイルコントロールフォームウォッシュは10日間とは思えない、本格的なプッシュ式の容器に入っています。
いかにも海外の化粧品といった感じのデザインですね。
このオイルコントロールフォームウォッシュは余分な皮脂、汚れを優しく落とし、ニキビを防いでくれるそうです。
泡で出るタイプの洗顔にはありがちなことですが、水っぽくコシの無いへたっとした泡です。
1回あたり5~6プッシュ使用するとのことですが、6プッシュしてもシャバシャバ泡で、あまり泡立っている意味が無いかも…。
泡で洗顔するというより、泡で顔をなでるといった感じです。
香りは、薬用石鹸ミューズのようなキツイ消毒薬のような香りがします。
最初は「何だ、このキツイ匂いは」と抵抗があったのですが、2回ほど使用するとだんだんクセになってきました。
洗顔料自体もすごくキツそうで脱脂力が強そうな感じだったのですが、洗い上がりは意外にもしっとりとしていて、顔のくすみが解消して透明感がアップします。
ただ、消毒薬っぽい香りだけに、美白されているというよりはなんだか漂白されたような気分です。
続いてはオイルコントロールモイスチャライザーです。
朝のお手入れは、オイルコントロールフォームウォッシュとこのオイルコントロールモイスチャライザーの2ステップで完了です。
オイルコントロールモイスチャライザーは1本で保湿・日焼け止め・テカリを防ぐ、3つの機能を持った乳液。
SPF30/PA+++の日焼け止め効果もあり、日中の乾燥と刺激からしっかりとお肌を守ってくれます。
ウォータープルーフタイプの日焼け止めではないのか、2~3時間おきに塗り直さなくてはいけないみたい…。
このサンプル1本(5ml)を2.5日で1本使いきるのが適量なんだとか。
女性の場合、お化粧をしていたら、お化粧の上から重ね塗りするワケにもいかないし、2~3時間おきに塗り直すのはちょっと面倒かも…。
ちなみにこのオイルコントロールモイスチャライザーの原産国はフランスです。
「日本人のお肌に合うのかな?」という心配もありますが、セタフィルは皮膚科の先生も推奨しているようなので特に問題は無いと思います。
スリムなチューブ容器で、大きさは皮膚科などで処方してもらうステロイド軟膏ぐらいの大きさ。
外箱の大きさの割には中身は小さいです。
こまめに塗り直さなくてはいけないとのことですが、この大きさなら化粧ポーチなどに入れても邪魔にならないし、重量も無いので持ち歩きには便利です。
ただ、本商品はそれなりに大きそうなので、その点は考えものですね…。
オイルコントロールモイスチャライザーは白い乳液で、気になるような香りはほとんどしません。
たっぷり塗っても、白残りせずスルスルーとお肌になじみます。
また、一日に何度も重ね塗りしても、顔がテカテカとテカるようなこともありません。
オイルコントロールモイスチャライザーを塗った上にお化粧をしたところ、いつもより脂浮きが抑えられていたような気がしました。
このオイルコントロールモイスチャライザー自体にはカバー力は全く無いので、やはりファンデーションやBBクリームなどを併用した方が良いと思います。
オイルコントロールモイスチャライザーを使用していて気になったのはちょっと刺激が強いかも…という点。
お肌に伸ばすと、かすかにヒリヒリとするような刺激を感じました。
しかし、お肌が赤くなったり、かゆくなったりすることも無く、ヒリヒリ感がいつまでも続くわけではないので、特に問題は無いかな、と思いました。
ただ、目の周りきわきわまで塗ると、目がヒリヒリして涙が止まらなくなります。
ニキビをケアする力が強い分、刺激も強いのかな?と個人的には感じました。
あまり一気に顔全体に塗ってしまわず、目の周りなどを避け丁寧に塗った方が良いかもしれません。
最後は夜用の保湿乳液、ナイトモイスチャライザーです。
夜のお手入れはオイルコントロールフォームウォッシュに、このナイトモイスチャライザーの2ステップです。
シンプルなケアなので、疲れている時や帰りが遅くなってしまった時でもササッとお手入れできるのは助かりますね。
ナイトモイスチャライザーはシャンプーのサンプルなどと同じくらいの大きさのアルミパウチに入っていて、1包が1日分になるそうです。
ちなみに、このパウチの大きさの割には内容量が少なく、底の方からねりねりと絞り出さないとなかなか出てきません…。
もともと、パウチに入ったサンプルは使い勝手が悪く、衛生的にもどうかと思うので個人的にあまり好きではありません。
このセタフィル、ナイトモイスチャライザーはムダに大きくて、特に使いにくいと思いました。
マカダミアナッツ油が配合されてるせいか、ナッツ類にアレルギーのある方は使用できないとの事。
要注意ですね。
ナイトモイスチャライザーも原産国はオイルコントロールモイスチャライザーと同じフランス。
海外コスメの中には日本向けの商品は日本人の肌に合わせて処方を変えているものもあるようですが、セタフィルは特にそういった処方はしていなさそうです。
白いねっとりとした乳液というよりはもはやクリームです。
かすかに成分と思われる香りがしますが、それほど気になるような匂いはありません。
ねっちょり、べっちょりとしたテクスチャー、何だかマーガリンを顔に塗っているような気分…。
クリームで顔をぴったりと覆うような感じで、いつまでもお肌の上に残る感じ。
時間が経つと若干お肌になじんで透明になるのですが、ペタペタ感が翌朝まで残ります。
かなり重くてしつこい付け心地で、お世辞にも使い心地が良いとは言えないですね。
ただ、決して油分だけでベタベタというワケではなさそうで、手や顔を水ですすぐと意外とサラッと落ちます。
「全身にお使いいただけます」とのことですが、顔以外には塗りたくないというのが本音かな…。
あと、寝ている間に枕カバーや掛け布団に付きそうで、ちょっと気になるかも。
ナイトモイスチャライザーはねっちょりとした使い心地で、最初は「いかにもニキビが悪化しそう」と内心怯えながら使っていました。
でも、ニキビが新しくできる事もなく、出来ていたニキビもスムーズに治まっていったのには驚き。
私は、気持ち悪いけれどとにかく指示された通り、1日1包のナイトモイスチャライザーをたっぷり顔の上に盛るように塗っていました。
不快感は満点なのですが、翌朝、洗顔後のお肌がもっちりとしてやわらかいんですね。
それに、洗顔後急いで、化粧水や乳液を付けなくてもつっぱったりすることもないんです。
また、セタフィルダーマコントロールを使いだしてからは、それまで毎日のようにプツプツと白く膿んでいた白ニキビがパッタリと膿まなくなったんです。
手でアゴを触るとザラザラとした詰まりはあるのですが、それも徐々に減ってきたように感じます。
刺激が強くて、使い心地もお世辞にも良いとは言い難いのですが、こういう「気の効かない」ところが、いかにも海外の製薬会社の化粧品という感じがします。
低刺激や安全性を重視した化粧品よりも、とにかく効果のあるものを求めるのであれば、セタフィルダーマコントロールは一度使ってみる価値アリだと思います。
実際に使ってみた個人的な評価(5点満点)